3年ぶりの開催で盛り上がりを見せた「郡上おどり」4夜連続の徹夜おどりに参戦!

岐阜郡上

郡上踊り提灯
宗祇水

コロナ禍以来の3年ぶり開催というイベントが、2022年は全国で数多く行われています。

岐阜県郡上市八幡町で400年以上歌い継がれてきた日本三大盆踊りの1つであり、国の重要無形文化財でもある「郡上おどり」も2022年7月9日(土)を皮切りに17夜に渡って開催されています。

7月9日(土)の発祥祭が、郡上市八幡町の旧庁舎記念館前で、郡上市市長の開幕宣言を機にスタートしてから早1ヶ月以上が経ち、9月3日(土)のおどり納めまでもう残りわずか数日となりました。

8月のお盆時期8月13日(土)から16日(火)の4日間は、「徹夜おどり」と言って例年20時から4時まで踊り明かし、皆で踊りの輪を創り上げる名物イベントがあります。

2022年はコロナ感染を鑑みて20時から1時という時間短縮、及び入場者数制限を取り入れ「徹夜おどり」が開催されましたが、3年ぶりという待望の徹夜おどりという事もあり、地元の方々を始め多くの観光客含め「踊り助平」と呼ばれる多くの踊り客が郡上八幡市を訪れ、大きな踊りの輪を生み出していました。

郡上おどりの大きな特徴の1つは、「見るおどり」ではなく「踊るおどり」であるという点にあります。

地元の人だけが参加するのではなく、観光客も踊りに参加し、訪れる人全員が1つとなって一体感のある踊りを繰り広げるので、盛り上がりもまたひと際大きいものになります!

地元の人々が、観光客含めた県外の人々にも温かく接してくれる「人の温かさ」という受け入れ態勢が、伝統的な踊りにも反映されて受け継がれてきているんだろうな・・・と感じました。

徹夜おどりの際は、郡上八幡町の多くのお店が遅くまで営業し、踊りの合間合間にある休憩時間はどこのお店も賑わいを見せて、憩いの場・交流の場として来場者同士のコミュニケーションの渦を生み出していました。

地元の人々との交流が町の魅力の1つにもなっていて、踊りを通じての交流が生まれ親密度が上がる事で、「またここを訪れよう」と思わせる要因にもなっているし、結果として地域活性化にも繋がっている側面がある素敵なお祭りなのだと、参加して改めて思いました。

浴衣を袖に通し、踊り下駄の音をかき鳴らしながら踊り続ける郡上おどりは、まさに非日常の「未知なるニッポンをクエストしよう」を体現する経験でした!