旧質美小学校をリノベーションしたノスタルジック空間「質美笑楽講」Pandozo Cafeで本格イタリアン!
京都京丹波











京丹波町質美にはかつて1960年に建設され、2011年3月に52年の歴史に幕を下ろし閉校となった質美小学校がありました。
正確に言うと今は「質美笑楽講」という名称に姿を変えて、質美地域振興会が京丹波町より委託を受けて、管理・運営している町の新たなスポットして新しい歴史を歩んでいます。
そもそもその背景には、閉校時にこのまま廃校として歴史ある建物が廃れていくのは勿体ないという質美小学校の卒業生でもある地元の方々の声から、有効活用する方向へ話が進んだ経緯があるそうです。
閉校した翌年2012年には「質美笑楽講」としてリノベーションされ、質美エリアの内外の産業や文化の交流、育成を目的とした施設として新たな産声を上げたという事を伺うと、その行動力の強さを感じさせられます!
質美笑楽講には「絵本ちゃん」(絵本屋)や「おかきの加工所」、アンティーク雑貨の「ケセラセラ」「盲亀浮木」(喫茶)など、とてもユニークなテナントが入り、地元の人や観光客に人気のスポットとなっています。
【※現在はコロナウイルスの影響により各店舗の営業日や時間は不定の為直接ご確認下さい。】
今回伺ったのはピザ窯を使ったピッツァやパスタなど本格的なイタリアン料理が楽しめる「Pandozo Cafe」。
目の前に広がるのは長く続く昔ながらの小学校にある廊下の風景。
一昔前の懐かしい景色に浸りながら、歩を進める度にギシギシと軋む床の音が心地良く、タイムスリップしたかのような錯覚さえ感じさせるノスタルジックな空間の先にPandozo Cafeはあります。
ガラガラッと扉を開くと、黒板に書き出されたお店のメニューの文字や懐かしい机や椅子など、学校ならではの教室の風景が目に飛び込んできます。
お店に辿り着くまでにも黒板に京丹波エリアの観光スポット情報が手書きで記されていたり、図工室の前には謎のバケツが置いてあったり、はたまた箱に入った大量の黒豆と箸、砂時計が置かれていたり・・・
謎のバケツについては、漫画的な要素かも知れませんが、昔学校で悪戯や悪さをするとバケツを持って廊下に立たされるシーンを再現する為の遊び心だったり、黒豆については箸で黒豆を砂時計が落ち切るまでに何個摘まめるかを計測して競い合う事を目的とした遊び心溢れる一種のアクティビティだったりして。
とてもユニークで思わず黒豆を摘まんで競い合ったり、バケツを持って写真を撮り合ったりしてしまいました!
Pandozo Cafeではカウンター越しに見える本格的なピザ窯で焼き上げる「マルゲリータ」と「白いカルボナーラ」をオーダーしました。
ピッツァは窯で焼き上げる独特の香ばしさと、ふっくらとモチモチした生地の食感、トマトの甘みとバジルの豊潤な香りが絶妙で手が止まらず次から次と食べ進めてしまう美味しさでした。
パスタは生パスタを使用していて食感が物凄く良く、卵の黄身の色の美しさが際立ち、チーズとのコントラストがとても印象的です。
黄身の味わいの濃厚さとパスタの食感の良さ、チーズのまろやかな味わいが口の中で三位一体に交わり絶品です!
ドリンクは京丹波の名産「黒豆」をふんだんに使った黒豆マキアートがおススメ。
昔懐かしいノスタルジックな雰囲気の中で、教室の中に設置されたピザ窯で焼きあがる本格的なピッツァやイタリアン料理が頂けるのはまさにここ「質美笑楽講」だけだと思いますよ!
京丹波を訪れる際は、是非ここでしか出来ない体験の旅と思い出を作るために訪れてみて下さい!