クラフトジンブランド「Alchemiae」(アルケミエ)5周年イベント@辰巳蒸留所

岐阜郡上

郡上八幡の街を歩いていて「ここは!」と思う雰囲気の良い飲食店やカフェにはほぼ100%と言って間違いない位に目にするクラフトジンブランド「Alchemiae」(アルケミエ)。

辰巳蒸留所から生み出されるAlchemiae(アルケミエ)は、オーナーの辰巳祥平氏がたった1人で全ての作業をこなしている為、市場に流通する本数も限られています。

日本中の酒蔵や蒸留所は勿論、世界を転々として蒸留の技を身に着けた辰巳氏が自らのブランドを郡上で立ち上げたのは、郡上には季節によって様々な旬のボタニカルが充実していて、施設のすぐ裏に流れる犬啼川の良質な水が豊富に利用出来、スピリッツ作りに物凄く適しているからと語っています。

いわゆる一般的なジンとは違った見た目からもインパクトがある特徴的な試薬瓶のボトルを使い、ラベルデザインもアートな雰囲気で印象に強く残るので一度目にすると脳裏に焼き付く強みが感じられます。

特徴的なのは見た目だけでなく、蒸留に使用するボタニカルにも目を見張るものがあります。

スタンダードなラベンダーやカモミールに始まり、金木犀やジュニパーベリー、蕗の花、煎茶や山葵、赤丸薄荷など郡上の充実した自然環境を利用したボタニカルを使い、他では真似出来ない商品になっています。

更に衝撃的だったのが「タイワンタガメ」を使って蒸留した商品です。

郡上八幡のフレンチレストラン「RAVI」でこのタイワンタガメのジンを使ったソーダ割をいただきましたが、イメージしていたよりも爽やかな青リンゴのような果実味を感じるほど飲みやすいものだったのには驚きました。

3年ぶりの郡上おどり発祥祭が行われた2022年7月9日(土)と同日、辰巳蒸留所の5周年をお祝いするイベントが開催されたのでお邪魔をしてきました。

辰巳蒸留所を中心に、郡上八幡エリアの街を盛り上げていこうという気概を持たれた若い方々を中心に多くの人がお祝いに駆けつけていて、こういう地元ならではのコミュニティに深く入り込む為には地元の人と如何にしてご縁を作り、関りを持つ事でその街の事をより知る事が出来る良いきっかけになりました。

蒸留所に併設する「酒屋あぶしん」は辰巳氏が普段蒸留作業に追われている為、なかなかOPENしているタイミングで伺う事は困難と聞いていましたが、今回の周年イベントでは開放されオリジナルのAlchemiaeを使ったカクテルが振舞われ、地元の方々中心に盛り上がりを見せていました。

この地ならではの経験や出会いによって生み出される経験が、TripBaseStyleのコンセプト「未知なるニッポンをクエストする!」にピッタリと当て嵌まって強い記憶に残る旅の1ページとなっています!